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焼き立ての香りと香ばしい風味がたまらない!ワッフルの由来や歴史
街でワッフル屋さんに出くわすと、お店から香ばしい香りがしてついつられてしまいますよね。
バター風味のパンがこんがりと焼けるような、食欲をそそる香りがついクセになってしまいます。
ワッフルはパンケーキの仲間で、使われている材料もほとんど一緒。
バターや砂糖、小麦粉やイースト、卵を混ぜて生地を作っています。そしてワッフルの特徴はなんといっても、格子模様ですよね!このワッフル特有の模様もおいしさをさらに引き立ているような気がしませんか?
今回は、こんがり香ばしいワッフルの由来や歴史に迫ります。
どのような背景があるのでしょうか。
「ワッフル」名前の由来は蜂にあった!?
ワッフルの由来は、実は「蜂の巣」。オランダ語で「蜂の巣」を意味する言葉がワッフルという単語です。
しかし、お菓子の名前に蜂の巣という名前をつけるのって、少し変わっていますよね。
この背景には、アメリカに移住していたオランダ人が、表面がまる蜂の巣のように見えるパンケーキを「ワッフル」(蜂の巣)と表現したことから、一般的にもワッフルという名称が広まりました。
ちなみにドイツ語の発音では、「ワッフェル」となります。
日本ではワッフルという発音が主流ですが、それはワッフルと呼んでいたアメリカからワッフルが伝わったからです。
ちなみに英単語の「ワッフル」には、「無駄口」「おしゃべり」という意味もあります。
ワッフルといったらベルギー!というのは嘘だった?意外な歴史は…
世界中で親しまれているワッフルですが、本場のワッフルで有名と言えばやはりベルギーワッフルです。
ということは、ワッフルの起源はきっとベルギーなんだ!と思ってしまいますよね。
しかし実は違ったのです。
ワッフルの発祥は、18世紀のギリシャです。その原型は、「ウブリ」という古いお菓子にあります。ウブリというのは、小麦粉と卵で作った生地を、鉄板の上で丸く焼いた軽いお菓子です。
後に凹凸の模様をつけて焼く方法が主流となり、名前も「ゴーフル」となりました。
ゴーフルはクレープと同じくらい庶民に親しまれるお菓子となり、お祭りや行事の時にも食べられるようになりました。地域によって作り方が違い、食べ方もさまざまです。
ワッフルの意味
ワッフルはドイツ語で「蜂の巣」を意味する言葉ですが、文字通り蜂の巣というわけではなく、「蜂蜜がいっぱい詰まった」という甘いイメージのニュアンスです。
洋菓子の一種であり、生地は小麦粉に牛乳や卵、砂糖などを加えてワッフル型に入れて焼きあげます。
和菓子の柏餅のような形に2つに折り、中にクリームやジャムをはさみます。
上にバターや蜂蜜、メープルシロップ、フルーツやクリームを盛るなどして、デザート感覚で食べることもあります。
ヨーロッパではホットケーキやパンケーキと同様に、熱いうちに食べます。
露店で売られていることもあり、食べ歩きしやすいおやつとしても人気です。
ワッフルの語源はウエハースと同じだった?
ワッフルの語源は、実はウエハースと同じ、編む、織るという意味もあります。
ワッフルというとベルギーワッフルが有名ですが、日本にベルギーワッフルが広まるまでは、アメリカンワッフルが主流でした。
ワッフルはベルギーワッフルだけじゃない!あなたはどの種類がお好み?
ワッフルの種類にはいくつかあります。
・日本風ワッフル
日本でよくみられるワッフルは、文字や模様のついた楕円形のワッフルです。中にカスードクリームやジャムなどを入れたスイーツにしています。
・オランダワッフル
「ストロープワッフル」と呼ばれています。
ストロープというのは、糖蜜のことです。
ベルギーワッフルを薄くかたく焼き上げ、間にキャラメルクリームを挟んでいます。
・フランスワッフル
フランスでは、ワッフルを「ゴーフル」と呼んでいます。
特徴はベルギーワッフルと同じですが、これとは別のお菓子に、「ゴーフレット」があります。
・ベルギーワッフル
最もポピュラーなのが、ベルギーワッフルです。ベルギーのグルメの中にはワッフルも必ず登場してくるでしょう。
ベルギーの首都ブリュッセルや、リエージュのワッフルが有名です。
ベルギーワッフルはイーストを使って作るのが特徴ですが、一方でアメリカンワッフルは、ベーキングパウダーを使って生地を作ります。
イーストを使うベルギーワッフルの方が、作るのに時間がかかります。
地域によってもワッフルには違いがあります。
例えばブリュッセルで食べられるワッフルは、生地が長方形で、クリームやフルーツ、チョコレートを上に乗せています。
生地はソフトで、味は薄めです。
リエージュのワッフルは、日本でも多く見られる丸い形のワッフルです。
何も盛りつけなくてもおいしく食べられるようにと、生地そのものを砂糖で甘くして味をつけています。
かために焼きあげていて、シンプルに食べられるワッフルです。
コテコテに飾ったワッフルは苦手…という方でもお気に召すでしょう。