鹿児のもち(春光堂/神戸・有馬(有馬温泉))
鹿児のもち(かのこもち)とは白く透き通ったお餅で、素材はしっとりしていて柔らかな歯触りです。独特の食感が楽しめる、春光堂自慢の和菓子です。
鹿児のもちってどんなお菓子?
鹿児のもちの中央に入っているひと筋ですが、これは鹿の背筋を表しています。
鹿児のもちに使っているもち米は厳選していて、心をこめてあっさり仕上げています。
原材料は砂糖や水あめ、餅粉を使っていて、作り方も羽二重餅と同じですが、その食感は羽二重餅と似ているようで異なります。羽二重餅と言えば柔らかくてとろけるような食感ですが、鹿児のもちは少し噛みごたえがあって弾力があります。断面は半透明ですが、だからといってかたいわけではなく、柔らかくてよく伸びます。鹿児のもちを作る春光堂では、この不思議な食感を「ほたほた」と表現していますが、実際食べてみるとほたほただけではまだ言い表せない独特な食感です。これがやみつきになってしまいます。
柔らかくて豊かな味わいがするので、幅広い年齢の方に親しまれています。
小ぶりで上品な鹿児のもち
和菓子の店春光堂ができたのは大正11年の事です。職人が和菓子作りの修業時代から試行錯誤して生んだのが「鹿児のもち」で、上品に小ぶりで柔らかく仕上げているのが特徴です。