シルクシフォン(CASAぐんま/富岡・下仁田)
シルクシフォンは、群馬県で有名なお土産です。
生地に絹が含まれている、綿毛のようにフワフワとした軽い食感のケーキです。
シルクシフォンのどんなところがおいしいの?
シルクシフォンは、きめが細かくて滑らかな絹織物のシフォンのように軽い食感から、このような名前がつけられています。
実際には、生地の中に絹が練り込まれています。
とはいうものの、そのまま入っているわけではありません。
東京農業大の協力によって、抽出に成功した「シルクタンパク」液が配合されています。
シルクタンパクは、それ自身は純粋な淡白質でニオイや味はありませんが、小麦や卵など、食品のもつ本来の味わいを引き立ててくれます。
そして食感を際立たせています。
シフォンケーキというと、「フワフワ」という表現がピッタリですが、シルクシフォンは、まさにフワフワか、それ以上です。
味は濃厚。その深い味わいも評判を集めています。
富岡製糸場の世界遺産登録を筆頭に、リーズナブルな輸入品や、後継者不足などに悩まされている日本の養蚕業の復興を目指す「富岡シルクプロジェクト」の一つです。
繭は富岡産のもののみを使っています。
日本の近代化を支えた産業を、舌でじっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。