浜そだち(儀平/和歌山市周辺)
浜そだちは、串本に伝わる歌からとられた銘菓です。
保存料は使っていないので、お子さんからお年寄りまで楽しめる安心の味。
和歌山土産としておすすめです。
串本節の一節にちなんだ名前「浜そだち」
「浜そだち」は串本節の一節でもあります。
~わたしゃ串本 両浜そだち 色の黒いは ごめんなあれ~
~アラヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ヨイショ ~
日本民謡の「三大節」の一つにまでされているこの串本節は、江戸未期本州最南端の串本で誕生しました。
串本の名所や風景が唄われ、長く人々に愛されています。
もともとは「おちゃやれ節」というお祭りの神輿歌でしたが、三味線つきの座敷歌となり、大正末期に串本節の名で全国に紹介されるようになったのです。
浜そだちに合った餡子の甘さ、感触を作り上げています
浜そだちは、さらし餡を求肥でくるみ、白い薄干皮ではさんでいる素朴なお菓子です。
サクっとした食感がくせになってしまうでしょう。
浜そだちは餡子にこだわって作られています。
先代がこだわって作った「甘さをおさえた餡」を使い、甘みを出すためだけの餡子ではない、100年のこだわり抜いた餡を入れています。
そのお菓子に馴染むような甘み、テクスチャー、粘りを考えながら餡子を作っています。
国産の小豆など厳選した材料を使って甘さは控えめに
素材にもこだわっていて、国産の小豆を使って、厳選した材料だけを使って浜そだちを作り上げています。
保存料を入れていないため余計な味がなく、小豆本来のおいしさが楽しめます。甘くない
和菓子があってもいいじゃないか~というコンセプトで、甘さ控えめの浜そだちに仕上げています。
まさに素材の味が生きる和菓子です。