あご煎餅(九十九島せんぺい本舗/長崎市)
長崎のお土産はあご煎餅だけだと思っていませんか?
あご煎餅は、長崎県の魚であるアゴの粉末をたっぷり加え入れたお煎餅です。
長崎県のお土産としておすすめです。
あご煎餅ってどんなもの?
あご煎餅とは、古くから長崎県平子瀬戸から五島列島沖でとれたトビウオのことです。
この地では、「アゴ」と呼んでいました。
脂肪分が少なく、とても上品な味がします。
あごが落ちる帆とおいしいお魚と言われています。
あご煎餅には、アゴパウダーが全体量の6.8%も入っています。
そしてそれを薄く焼きあげています。
かたさは食べやすく、適度な塩味です。
おやつにもぴったりですし、おつまみとしても評判がいいです。
商品を発売した時は、長崎県特産品の新作展審査会において最優秀賞を受賞しました。
あご煎餅の味がだんだんと広がり大きなお店になっていきました
あご煎餅を作っていたお店は、戦後まもない昭和23年は、長崎佐世保市で生まれたほんの小さなお店でした。
原料も少なく、甘いものの少ない時代に配給されていた粗糖を、お客さんが持って帰り、お煎餅屋飴玉に加工して渡しています。
いつしかそれらのお菓子が喜ばれるようになり、親しまれたおかげで「九十九島せんぺい本舗」が誕生したのです。
九十九島せんぺいが作るあごせんべいの形は、縁起物である海亀のこうらにヒントを得た六角形をしています。
たくさん散りばめたピーナッツは、綺麗な九十九島の大小の島影を表しています。
変わらない味を守り、地域に根付いたおいしくて懐かしく、新しいお菓子を創作し、届けています。