柴舟(柴舟小出/金沢)
石川県へ行ったら、ぜひ柴舟(しばふね)を買ってみてください。
朝霞の中、柴を積んだ舟が川を下る姿を形どった、生姜風味のおせんべいが「柴舟」です。
金沢の名物として人気があります。
一口サイズの食べやすいおせんべいです
柴舟は、ひと口サイズに小さくカットした家庭用のおせんべいで、甘口です。
柴舟を作っている小柴小出は、1917年に初代が菓子職人として、小さな菓子工房を始めてから3代に渡って、菓子作りの道を歩んできました。
400年を超える金沢の歴史の中で育ったこだわりと、深い信仰心が金沢の人気質となり、手仕事の町として、今も尚歴史を刻んでいます。
柴舟小出はそのような町にあり、お菓子屋として時代に合わせることはなく、ひたすらお客さんに喜んでもらえるようなお菓子作りを糧としています。
素材にもこだわっています
おいしいお菓子は、まずは良い原料選びから始まると考えています。
産地を訪ねてその土地に触れ、それぞれのお菓子に適う原料を探し続けています。
能登半島には、希少品種の能登大納言小豆があります、
加賀地方には、伊勢いもを種とする丸芋があります。
お菓子のおいしさは原料の「徳」を生かすことと教わってきました。
お菓子は時間と共に変化していきます。
お菓子の温もりを大事にして、お客さんにお届けすることをこころがけています。