クルス(長崎銘菓クルス/長崎市)
長崎土産にはたくさんの名菓がありますが、その一つにクルスがあります。
クルスとは、しょうがとホワイトチョコレートを合わせて作ったベストセラーです。長崎名物として人気があります。
ポルトガル語で「十字架」の意味
「クルス」とはポルトガル語で「十字架」という意味があります。
クルスのパッケージには、発売当初から鈴木信太郎画伯が長崎来訪の時に描いたイラストが描かれています。
クルスにも十字架が刻まれ、パリパリ、サクサクした食感が楽しめます。
ホワイトチョコレートにジンジャーの香りが混ざり、ふわりと豊な香りが広がります。
試行錯誤の上出来上がったクルス
クルスができあがるまでは、試行錯誤の連続でした。
湯せんぺいの技術を使って生地を焼いてしましたが、チョコレートを挟むと翌日にはすぐ
しけってしまいます。そして原料の調合を何度も変えてみて、試行錯誤を繰り返していきました。
単なる定番の味に終わるのではなく、個性も追求していった結果、チョコレートに加えるものとしてしょうがを思いつきます。
当時、小浜周辺は生姜の産地でした。
実際混ぜてみると意外と相性が合い、ようやくクルスが生まれたのです。
誕生から50年以上、今も尚愛される味
クルスが誕生してから、およそ50年以上もの月日が流れていますが、クルスの人気が衰えることはありません。これからも多くの人に親しまれていくでしょう。