みょうがぼち(とよだや/岐阜市・大垣・関ヶ原)
みょうがぼちとは初夏にぴったりの郷土菓子です。岐阜県美濃地方中西部~西部にかけて初夏に適したお土産の一つで、小麦粉をメインとした生地の中に空豆の餡が入っているのが特徴です。ミョウガの葉で包んだ和菓子で、少し厚めの皮を一口頬張ると途端にソラマメの優しい甘みが口いっぱいに広がります。その風味を味わうと、ふと故郷を思い出すでしょう。そんな懐かしいお菓子です。期間限定の旬のお菓子なので、ぜひお土産にどうぞ。
みょうがぼちってどんな菓子なの?
みょうがぼちとは岐阜県美濃地方中西部~西部にかけて初夏に見られる郷土菓子の一つです。小麦粉を主とする生地の中に空豆の餡が入り、ミョウガの葉で包みこみます。
農閑期の時期にとった小麦やソラマメを初物で作り、収穫しています。小麦粉を主として米粉をミックスさせた粉に熱湯を加えて練っていて、生地の皮を作っていきます。乾かしたソラマメを水で戻したら茹でて皮を除き、砂糖とほんのちょっと塩を加えて練って餡を作っていきます。そして生地に餡を包み込み、さらにミョウガの葉で巻きこんで蒸して作っていきます。
ぼち=お餅
「ぼち」とはお餅の事で、現地では「お団子」という意味があります。
といっても、お餅を主役にした餅菓子というわけではありません。メインはあくまで小麦粉で、米粉を混ぜた粉に熱湯を加えて練り込み、生地の皮を形成していきます。
乾かしたソラマメを水で戻したら茹でて皮を取り除き、砂糖とちょっぴり食塩を加えて練って餡を作ります。生地に餡を包んでさらにミョウガの葉で巻いて蒸して作っていきましょう。